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  • 2012.12.01 Saturday
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滝行の深秘伝 【金色の光の体験について】

 先日(12/13)の御岳山での滝行についてもう少し詳しく述べておこうと思う。その前に滝行の秘鍵を述べよう。

僕のところでは、滝行気合法を修行する前に、必ずその行場の神霊にご挨拶する。行場は、霊場であり、太古の時代から特別な場所である場合がほとんどである。だからこそ修行して効果があるのだ。単に水浴びしたりするものではないのである。だから、まずご挨拶する方法をやらなければいけない。

修行は遊び半分ではいけない。少し興味があるからとか、単に超能力が欲しいとか、そんなものではダメだ。誓願というものがなければならない。それこそ魔事が生ずる。魔事・魔境についてはいずれお話しする。

できれば、サンか柴燈護摩を行うのがよい。火の元素に触れ、さらに土地神や諸精霊・眷属を供養するのがよいのである。この方法についても現在講習をすすめている。

行の前に必ず護身法・九字法などを行じ、心身を清めて魔を払う。さらに結界などを張ると尚よい。これはすでに教授している。

入滝は密教式・神道式などあろうが、それなりの方から教わるようにするのがよい。ヘッポコな作法をやるような人からは教わらないほうがよい。

作法に従い入滝。真言お経祝詞など任意で唱える。大切なのは、念じること。そして唱えること、印である。次に、水と一つになることのみを行うこと。さらに鎮魂帰神法を少しでも行うこと。

密教のほうに「普賢行願法」というものがある。チベットのほうにも同様のものがあり、功徳を積む方法といわれている。この方法の考え方や一部を僕の滝行法では取り入れる。短い言葉でよいのだ。大切なことは長い言葉を唱えることでない。本質を理解し、できるだけシンプルにすることだ。この方法についてはいずれ述べる。

今からの時期の滝だと水温はかなり低い。体を夏から慣らしておくこと。細胞に憶えさせておくのがよい。今回の滝行では、参加者のみなさんは、13日というものを日常から意識していたという。風邪など引かないようにとか晩酌を減らすとか、体調を考えて行動していたのだ。これは潜在意識もあの滝場に向かっていることを意味している。前行・後行の大切さは、日頃から述べているのでご存知であろう。

入滝作法など一連の動作なので常の如し。水温の低さは、心身を極限状態まで追い込む。体の中では、緊急事態発生になっているのであろう。今回の滝では入滝中、一度も寒いという感覚はなかった。皆さん同様だったと思う。

はじめに皮膚の感覚がなくなる。激しく滝に打たれていると、そのうちに重力の感覚が無くなってきて、無重力のような感覚になる。いままであった体の感覚が消失する。

そうしたらすべての力を抜く。体勢を支えている部分だけ力が入るように。御岳の七代の滝だと岩に体を預けれる位置があるから、そこに腰をかけるようにする。しかし腰掛けるのは危険なところもあるやり方である。

全身の力を抜くと、体から意識というか魂が抜けたようになる。滝の上のほうにゆき自分を見下ろしているような感覚だ。僕の場合、行中に3度そのようなことがあり、手印の冷感と修行者たちの真言で我に返った。つまり脱魂的体験をしたわけだ。

変性意識において現れる金色の光輪の図
(上の図は、変性意識においてヒバロ族のシャーマンの頭のまわりに現れる金色の光輪である)

さらに金色の光の体験をした。普通は水の元素なので、白とか銀色のなかで修行する感覚になる。しかし、今回は滝行の前にサンチュ(柴燈護摩)を行った為か、金色の光が頭の中に生じた。

この金色の光は、以前に滝場で見た光と同種のものであり、松本道別翁が極秘のうちに伝えた「太乙精(たいおつせい)」といわれる玄気であると思う。これこそが「人体放射能」の正体なのであろう。

いま一つ述べると、意識の寸断が自動的に行われ、グルの境地が日常にまで存続するということだ。この経験で一番のものは、ナムカイ・ノルブ師のリトリートに行ったときに起こった。10日間のロンセルの伝授のためにベネズエラに行ったときに起こったものと同様、いやそれ以上であった。だからこそ野口晴哉先生が滝行気合を少年時に行い「天心」というものを確立できたのであろう。意識を寸断するのに、丁度よい塩梅の滝なのだ。意識を寸断されると、次にまた意識が立ち上がってくる。この瞬間に天心というもの、チベット密教でいう「リクパ」が顕れる。自然に顕れるのだ。自然にこれと一つになり、日常でも内と外と一つにする。これがゾクチェンの境地であり、野口晴哉師が体得した境地だと言えよう。

内のイン、外のインという考え方があり、これは少し難しい。講習会ではこのことも簡単にお話しよう。滝行はその意味で根本的な修行である。これを基本に、座り、飲食し、眠り、活動を行えれば、生きた悟りの境地が近くなる。

ゾクチェンでいう「テクチュー」というのを、よく「突破」と訳すが、これは間違いだと思う。木の束などを「シンテク」といい、チューは断つであるから、すべての緊張を断つことが「テクチュー」なのである。今風に言えば、心身、霊ともに完全にリラックスすることが、悟りの境地につながるということだ。その一撃を滝行気合は与えてくれるのだ。

大寒にも修行する予定です。菩提心あり敬神崇祖の明らかなる方は、お申し込みください。損にも得にもならないこと、「無功徳の功徳」を積みましょう。

映像:准胝尊御真言 【大清浄なる観音様】 滝行法

 

准胝(じゅんてい)のことを准胝観音あるいは准胝仏母(ぶつぼ)という。
准胝とは、梵語のじゅんてい・ちゃんでい・そんでい等の音写で、意味としては清浄という意味になる。であるから、日本語にするとき僕は「大清浄観音」ということにしている。

真言密教では准胝観音といい、有名なのは京都の醍醐寺に奉祀されているのが有名である。開基の大徳である理源大師聖宝(りげんだいししょうぼう)が、醍醐に奉り、准胝観音の功力によって、醍醐天皇・村上天皇を誕生させたことは夙に有名である。天台密教では、准胝仏母としている。どちらも正しく、働きの違いにより、そのように分類している。この仏の手の数は最大で18手、最小で6手である。

真言は、おん しゃれい しゅれい じゅんてい そわか
あるいは、おん しゃれい それい そんでい そわか

教えていただいた伝授の通りでよい。

チベットの密教の大学匠;アバヤカラグプタは、ヨーガタントラの五十尊の成就法(密教の修行テキスト)を残したが、その中の准胝観音は、6手のホトケである。やはり功能は、悪業(カルマ)を清浄にするというものである。

実は、このホトケの変化身は、烏枢沙摩(うすさま)明王であり、寺院などでトイレの入り口に奉られているものだ。転じて、お年寄りの下に功徳があるということで、下封じなどとも言われる。本体は不動明王だともいう。もとの御身は准胝観音であり、共に清浄を与えるのである。とこの辺までは大抵の密教家が言及するところだ。

しかし、僕は奥義を平気で口にする。烏枢沙摩明王の修行法の説かれた儀軌があるのだが、それこそが人間の世界でまとめられたものではない代物なのだ。僕はこれを求めておよそ20年は捜し求めたものだ。ここに悪業清浄の秘伝があるのである。

烏枢沙摩明王は准胝と共にチベットでも中国でも日本でも功徳の高い特殊な観音様、明王である。

大秘伝の真言は「大円満神通陀羅尼」というとても効果の高い御真言である。正確な印と真言を知る者は、ほとんどいない。この法に付嘱している秘密の護符の用法を知る者は、更にいない。

醍醐寺の准胝観音念誦法次第
(准胝観音念誦次第)

10月4日滝行気合の会 【護法眷属が感応道交す】 

 10月4日御岳山にて滝行気合の鍛錬を行った。
それに先立ち特別な伝授もしました。今後、同志でもある修行者は、今回伝授したものを大いに活用するようになるであろう。この伝授内容は、次回10月11日座学「霊学講座」にてもお伝えする。

正直なところ斯道でこれを伝えられるのは僥倖であり、受ける方は心してしっかりと修行して頂きたい。真伝の天津祝詞祓清太祝詞秘辞(あまつのりとのはらへきよめのふとのりとごと)と云えば、どれだけ重要なものかお分かりになるであろう。

滝行修行の前に護法天狗である桜坊のお社前にて御法楽を捧げた。僕の体調も影響したのだが、霊的に敏感な参加者がおられたこともあり、お滝の中央やや左側に金色の光が生じた。約5秒ほどであった。今回は非常に浄化力が強く、夜になると自分の身体から約1m程、輪を描くようにオーラが放射しているのが分った。これを機にオーラを強化する方法も実践したいと考えております。

数回参加者は一連の流れができるようになってきており、滝行の醍醐味が徐々に味わえてもらえていることは主催者として喜んでおります。これからが楽しみです。

滝行気合の際の秘訣もお伝えし、それなりに得たことがあったと思われます。滝行気合は10月25日も行いますが、11月3日は既に締め切りになっています。

先に述べた「金色の光」ですが、これは御眷属の感応道交(かんのうどうきょう)によるものだと判断しています。ご参加者が帰神法に入ったときに指導者として御眷属にお願いすると、水の量が増すのです。このような現象を感応道交といいます。元々この用語は中国天台の天台智者大師が、その著書「摩訶止観」で述べたのを嚆矢とします。ちなみに天台大師智據覆舛)には「天台小止観」という著作もあり、日本に於けるすべての仏教宗旨宗派の瞑想指南の書の源泉なのです。禅の指南書ですら影響を受けていないものはないと云われています。

またこの秋から冬にかけて、新型インフルエンザの流行が予期されますので、インフルエンザも含めた伝染病など全般の災厄を祓う本尊の真言もありますので、これも取り入れて滝行をやりたいと思っております。


(映像:滝行気合+般若心経 川島金山)

映像:滝行祓いの秘伝九字法 【9月の各講座のご報告】 不動金縛之秘印

【9月13日滝行座学、野中操法第二部】
参加者は10名程。霊祟秘伝の1部や滝行作法、密教の原理(金剛サッタ観を詳しく講義)や印法の秘伝を講習しました。第二部では、野中操法の整圧の仕方をもう一歩突っ込んで実習しました。腹部操法も行いました。

【9月22日、23日滝行気合法】
この両日間、武州御岳山の七代の滝にて、お滝を頂きました。
7名のご参加で、滝行先達の僕を加えて合計8名で行った。
護法の指示なのか、不動真言がよく感応した修行の会であった。今後は不動真言念誦と帰神法、気合法が中心になってゆくと感得した。


(映像:滝行祓いの秘伝九字法 川島金山)


(映像:滝行気合+不動金縛之秘印 川島金山)

【9月28日野中操法第一部】
参加者は11名。皆さん熱心に学ばれていた。特に女子部(?)の勢いを感じる講習会でした。腹を丁寧に診る触るということを除いて、野中操法も腹部操法もないことを講習す。

以上、4日間の各講習会でしたが、滞りなく終えることができました。参加者各位に御礼申し上げます。

瀧行気合法伝授 【座学・作法講習】 7月26日 Vol.2

 来る7月26日(日)に、瀧行気合法の作法等の座学講習を行います。今までは、瀧行の前に、作法口伝などを行いましたが、瀧行本番の質を高めるために、事前の作法習得、知識の涵養を行うわけであります。

参加資格は、野中操法研究会主催の講習会に参加したことのある方。当会では、腹部の特殊操法であるところの野中操法習得を企図しており、あわせて整体操法・深息法・気合法などを修練し、臍下丹田の強化を図り、腹を作るということを目途としております。このことを理解している方という意味で参加資格を制定しました。

作法とは、法を作動させるという事であり、一連の型を熟達することにより応用もできるわけです。また、後進の教授にも型があると教えやすいわけです。

当会では、単に瀧行を行うというだけでなく、それがそのまま整体操法などの習得につながるように指導しております。理屈抜きに修行してみれば、手から出る輸気の質量変化に驚きを禁じえないでしょう。

  『いつまでも あると思うな 親と(瀧行)気合の会』

さあ、思い立ったが吉日であります。

日時:7月26日(日)午前10:00〜12:00
場所:川島整体
参加資格:野中操法研究会に参加したことのある方
参加費:1000円
持ち物:テキストを持参の事 ※初めて方はこちらで用意します
その他:参加者は必ず事前に連絡の事

以上

槍突気合法

護法天狗:桜坊 【瀧行気合法を修行する】 御嶽山:七代の滝

 七代の滝での川島金山
      (川島金山の瀧行気合)

本日、瀧行気合法の修行を9名で行った。場所は御嶽山:七代の滝である。
2回目の参加者も数名居り、滝行経験者、はじめての方もいたが、皆さんよく辛抱して頑張ったと思う。皆さんお疲れ様でした。

お釈迦様の残した修行法に「喜覚支(きかくし)」というものがある。修行をしていて喜びに住するのだという。逆に云えば、修行というものは苦しいものである。辛いものだぞ、ということを「喜」という言葉で表現しているということだろう。本当の修行というのは、生半可なものではないのだ。

あなたは天狗という存在をご存知か?
僕は御嶽山〜大岳山の山道で幾たびか不思議な体験をしている。それ故に行者:川島金山として、天狗の存在を感じている。今回、瀧行気合法を修行した七代の滝を、神々より命じられて番をしている天狗がいる。行ったことのある方は、ロックガーデンの入り口の、天狗岩というのをご存知だろう。あそこに祭られていて、行者の修行を見守っているのである。

この天狗の名を、僕は偶然知った。否、それは偶然ではないのであろう。本日も修行をはじめる前の御法楽をした。恒例によって「願文」を奏上した。その中で護法天狗の名前を入れ忘れていた。奇しくも今日、その天狗様のお名前と働きを知ることになった。

天狗様の名は「桜坊(さくらぼう)」。神々などが禊(ミソギ)をするときに人払いし、人間が修行するときには案内をするという役割がある。今回の瀧行気合法の修行によって、我々は護法の天狗様とも結縁(けちえん)できたのである。

御嶽山の元々の御祭神・御本尊は、金剛蔵王大権現・クシマチノ大神・大口真神の三身合一の尊格だ。山は、山人の領域であり、霊山には護法の天狗様がいるのだ。したがって護法の天狗と結縁できたということは、山での修行を許されたということでもある。あの山の御師ですら金剛蔵王大権現の真言を印契(いんげい)を組んで唱え、瀧行の修行するものは、既に稀であり、秘伝の金剛童子印明を結印して法を修する御仁は、居られないであろう。

今回は前回に比べ、入滝の時間を長くした。水との一体感を高め、霊気を注入し、気合法の訓練をするためだ。帰神法に通達するための、扉を開く。そういう意味が込められている。腹を整える気合法だけでなく、その他の法も行った。瀧行指導者として、非常に満足のゆく、修道会となった。

修行後、皆さんで食事をした。楽しい歓談であった。このひと時が、僕はこの上なく嬉しい。皆さん本当に良い仲間なのである。自分に責任を持ち、愉快で明るく居たいものです。

帰る途中、巨大な二重の虹の架け橋が出現し、不思議な雲が浮んでいた。行中、ふと感じたことと瞑合していた。つまり不思議な橋ができたのである。気合一閃、この妙法体得に励みたい方、瀧行気合法を我が会でやりたい方、どうぞご連絡ください。

2009年7月19日の虹

瀧行氣合の会 【瀧行の御祭神の玄義】 水霊総官海龍王

 昨日、野中操法研究会では七夕操法および七夕祭を催行した。気の密度が亢まり、すばらしい会となった。そして予告した通り、「瀧行氣合の会」発足式を執り行なった。典禮は僕一人で行い、直会のみ皆さんで講習会後に行った。

昨日の「瀧行氣合の会」典禮において、感通し、気線を通わせた尊神についての質問が寄せられた。そのことについて述べておきたいと思う。

我が「瀧行氣合の会」では不動明王、金剛蔵王大権現、役ノ行者の三身一体の尊を本尊としている。これは修験における行者の本尊ということであると共に行者が変化(へんげ)する対象でもある。

しかし、瀧行の御祭神というのは、まったく次元の違うものである。瀧=水であって、水という水を統べている霊的存在が、我が瀧行に於ける御祭神であり、これは日本に於いてしか伝承されていない尊秘の大神である。

その存在は、水霊総官海龍王之代命(すいれいそうかんかいりゅうおうのだいめい)と申すべき大神である。この尊神と関わりのある社が1つある。それは相模の国、一ノ宮である。ここは僕とも非常に深き由縁のあるところで、その辺のことは講習などの折にお話したいと思う。

話しは変わるが、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」を皆さんはご覧になったであろうか。このアニメ映画の中では海の世界のことが描かれている。主人公の小さなお魚のポニョは、5歳児の宗介(そうすけ)に一目惚れしてしまう。ポニョは人間になりたいと思う。物語はこのように展開してゆく。ポニョが人間になるために、一役買うのがポニョの母:グランマンマーレという存在である。泡から生まれた人魚の大女将というところだろう。

このグランマンマーレが海を移動するシーンがある。海中を移動する姿を見た小金井丸の船員らは、「観音様のお海渡りだぁ〜」と言って手を合わせる。こういう事を描く宮崎駿監督の空想力に感服している。このような事を思わせる伝承が、存在しているし、水霊総官海龍王之代命の御存在に何か幽香を感じさせるものがある。

グランマンマーレ
(グランマンマーレが海を移動するシーン)

【瀧行氣合法の会】  七夕に発足 

 滝行気合法指導
  (瀧行氣合法の指導を行う川島金山)

本年の正月元旦に、僕は『整体ルネッサンス』を提唱した。
早いもので、もう半年が過ぎてしまった。この分だと後半の6ヶ月も、それこそ「走馬灯の如し」ということになるのだろう。

マラソンでいえば、折り返し地点だ。マラソンランナーは、折り返しで何を考えるのだろう。僕は、野中操法研究会に参加している同志達のことを誇りに思う。この人たちは、必ず操法家として世に立つであろう。

今年後半の第一日目の本日、【瀧行氣合法の会】発足を発表したいと思う。
来る7月7日七夕の日に、野中操法講習会の時間内に、発足式を執り行う。

瀧行氣合法の修練会を7月19日に開催することを予告しておきます。
詳しくは川島金山まで問い合せのこと。

帰神法滝行 【伊勢神宮で岩笛を授かる】

岩笛
  (川島金山の秘蔵せる岩笛)

このところ滝行気合法に関する問い合わせが多い。
先日の御嶽山:七代之瀧での滝行気合法の記事をご覧になった為であろう。僕の体験的な理屈からすると気合の訓練は滝行が一番良い。必死の気合を掛けないと心臓麻痺にでもなってしまうからだ。本気の気合が自動的にできるわけである。

滝行というものは、気合法の訓練だけが効用ではない。潜在意識の使い方、浄化、深い瞑想の力(禅定)を体得するのに土台となるものだ。滝行というものは密教や霊術体得に非常に効果的なのである。

いわゆる霊学というものがある。野口晴哉先生の師匠:松本道別師(まつもとちわき)は「霊学講座」という著作を遺しているが、この霊学と言う言葉は、復古神道の一つである本田親徳大人(ほんだちかあつうし)の学統から来ている。本田大人は、三大皇学というものを中興した人物とされる。少し霊学・霊術を齧ると「鎮魂帰神法」という語に出くわす。正確には鎮魂法・帰神術というのであるが、源は太古から皇室にてあったものという。

あの三島由紀夫が物した「英霊の声」に帰神法を施行しているシーンがある。非常に臨場感があり、実際に帰神法の現場を見たのではないかとさえ思える。この小説でも(現実にもそうなのだが)岩笛を鳴らす場面がある。帰神法を施行するには、審神者(サニハ)が居なければならない。本田師直系の法系では、瀧行などはやらない。しかし松本道別師は瀧場で訓練をしたのである。これはやってみればわかることだ。

滝行を続けていると、あるとき岩笛を授かる。これは本当に自然に授かるのだ。岩笛には吹奏に仕方に秘伝があり、「幽ー、幽ー」「ヒフミヨイムナヤコト」などを発声しながらやるということがある。霊夢で在り処を知らされたり、啓示を受ける等いろいろだ。

僕の場合は、いまから12年程前に伊勢神宮参拝の折に授かった。伊勢神宮:外宮(げぐう)の土之宮のご神前でだ。ここには、周辺の土地神である大土御親神(おおつちみおやのかみ)が奉祀されている。白いやや三角の生き石で金色の入りたる岩笛だ。

滝行を1000回以上行じ、功成ったので彼の世界から授けられたものだと思う。滝行における道しるべ、過程を述べるために、この事実をお伝えするわけである。例の御嶽山〜大岳山全山で岩笛が出る処が一箇所だけあるという。このことは松本道別翁が述べていることだ。そのためには大岳山神社まで参拝の行をしなければならない。大岳山神社まで参拝にゆかないと授からないと言うのだ。滝行気合法の修練会を通じて、岩笛がご一同に授かるようになったとき、真の意味で霊術が復興されたと言えよう。僕は本気でそのことを念願している。


御嶽山・七代の滝 【滝行気合法】 霊法を伝授す

 七代の滝
(写真は御嶽山七代の滝で帰神法修行中の川島金山)

6月7日(日)御嶽山・七代の滝において滝行気合法の伝授を行った。参加者は7名。滝行の修行の仕方の門を潜ったという事ができよう。皆さんお疲れ様でした。

参加者の皆さんは、野中操法研究会の講習会に参加された方であり、その点誘導指導は楽であった。ただ、今回の伝授は単なる気合法ではなく、霊法としての滝行であるから、九字を切る、お経真言を讀誦する、印契を組むなど、素養のない方には大変であったと思う。

本来なら前日から宿泊して行う伝授会にしないと、とても無理だと思った。滝に入る所作やどのように行の効果を高めるかなど、よく説明しなければ、後から独り行は出来ないとわかった。今回参加者の方々には、あとから写真入りテキストなり、ビデオを作成してお渡しすることを約束した。

まず綾広の滝にて、ご法楽を捧げ、願文を読む。今日の修行が無魔行満するように読経し真言を誦し祈るのである。滝前にて皆さんで気合法を少し行い、前行とした。この前行というのは、とても重要で、心を水の精に向け深い定(精神統一)に入る手助けとなる。詳しいことは直接聞いてもらいたい。

そして御嶽のロックガーデンをゆき、天狗岩付近で般若心経をあげて、七代の滝で滝行をしたのである。この七代の滝は、野口晴哉先生の師匠:松本道別翁(まつもとちわき)が、霊学講習の際、鎮魂帰神法と呼ばれる神術を伝授した霊場であり、有名な禊ぎの大家:川面凡児翁(かわつらぼんじ)も此処で神傳禊ぎの法を行っている。そういう意味で、とても由緒のある滝場なのである。

今回の伝授内容も白眉のものばかりであった。やるからには効果のない半端なものを教えても意味がない。多少のリスクはあっても、自己責任で困難を切り抜けてゆく、そういう根性が必要なのだと思う。帰神法の中でも特別な「神人結びの印」というものがあるが、今回はこれを密用した特別な滝の修行になった。

最後に御嶽神社に参拝し、お祓いを受け、山の守護神である大口真神(おおぐちまがみ)の社に参拝した。参加者一同で昼食を取り歓談した。とても楽しい修行の会であった。

参加者の一人は滝行後、手からいつもより気が出ていると語っていました。触ってもらうと確かにそうでした。「滝行気合法をやりたい」という方は大歓迎です。いつでもご連絡ください。

(下記の写真は、武州御嶽山での七代之瀧・帰神法修行の1コマ。松本道別翁が主催していた霊学道場の講師:西原正吉氏の滝行勇姿である。)
七代之瀧:帰神法


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