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- 2012.12.01 Saturday
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現在のわたしの活動の本拠地は、金山庵(きんざんあん)のある、洗足であるが、第二の活動地として、相模原に寓居を構えた。
なぜそこを第二の活動地としたのか?
地の利として由緒ある大滝に通うに便利であること。
大龍神の龍骨のある社がわたしと個人的に縁があること。
大山が指呼にあることなどがあげられる。
塩川の大滝には、密教の守護龍神である、清龍大権現(せいりゅうだいごんげん)と珍しい緋龍大権現が奉祀されている。神仏両界の修行・修法をする我が会としては真にふさわしい霊的に意味のある、地なのである。
大山を望むことのできるベランダにて、丹沢の山々に魂を遊ばせる。
こういう法を使魂法とか神遊観というのである。
ベランダで一杯のコーヒーを飲む。心安らぐ瞬間だ。
雲が流れ、風がゆく。相模の野原はわたしに優しい。
名づけて『大山カフェ』。
違いの分かる一杯を!
MMPIとは、ミネソタ多面人格目録(Minnesota Multiphasic Personality Inventory)のことである。
MMPIは、アメリカミネソタ大学の精神神経科(心理学者)ハサウェイ(Hathaway, S. R.)と、精神科医マッキンリー(Mckinley, J. C.)によって開発された人格目録で、550の質問項目で構成されている。MMPIの開発は、精神医学的診断の客観的尺度を作成することであった。それまでの尺度は役に立たなかったので開発したわけである。
彼らは検査を作成するに当たって、1000以上の質問項目を集めることからはじめた。集めた質問項目の中から重複するものや、検査の目的と一致しないものを除いた結果、504項目が残った。そこで、彼らはその504項目を正常者に実施した。(後に550項目になった)
前述のように日本版は1963年に発刊された(Hathaway & McKinley, 1943; 阿部・住田・黒田,1963)。しかし、発刊した日本版には翻訳段階の誤りや、作業における疑問などの問題点が指摘されていたという。そこで、 1990年からそれらの問題点を踏まえて翻案、標準化が始められ、1993年に発刊されたのが新日本版(MMPI新日本版研究会編,1993)である。この新日本版の発刊によって、これまで指摘されていた日本版の問題点は、ほぼ解決されたと言われている。
潜在している人格・性格の傾向を、ある程度把握することの出来る優れた方法である。
さらに、以前にふれたことのある、ソンディテスト。
運命分析学ともいう。施行法は次の通り。
様々な表情を見せる多数(8枚)の顔写真の好き嫌いの反応を調査することで、無意識領域の衝動・欲求・傾向を分析できるとする人格検査(パーソナリティ検査)である。
ソンディ・テストは、ハンガリーの精神科医ソンディによって、1947年に開発された無意識を含む性格傾向(人格特性)を診断する心理検査である。
ソンディ・テストでは、悲哀・怒り・困惑・絶望などの解釈が成り立つ8枚の顔写真を被験者に呈示して、その中から好きな顔写真2枚と嫌いな顔写真2枚を選択して、それと同じ作業過程を6回繰り返して無意識的欲求の傾向などを分析することが出来る。6回繰り返すことで、合計48枚の顔写真を閲覧し、その中から好きな写真12枚・嫌いな写真12枚を選ぶことになる。但し、このテストに用いる写真が日本人には少し馴染まないものであることは、多くの人が感じていることでもある。
深層心理学的なパーソナリティ検査(人格検査)であるソンディ・テストで診断される衝動の類型は以下のようなものであり、エスの性衝動の社会適応や自我構造の機能を前提する辺りはフロイトの精神分析学の影響を感じさせるものである。
1.性衝動と文化適応度・・・性衝動
2.感情・情緒の機能と道徳観・倫理性・・・感情衝動
3.自我構造の欲求・・・自我衝動
4.外界との接触方法・人間関係のパターンの特徴・・・接触衝動
ソンディが「衝動分析学」の理論を前提として開発したソンディテストは、ヘルマン・ロールシャッハが「知覚心理学」を前提として考案したロールシャッハテストと同じく無意識領域の心理状態や欲求・情動を測定評価できる「投影法」に分類される心理テストである。
ソンディが研究した運命分析とは、人間の人生過程に決定的な影響を与える運命を研究対象としたものである。一般的に『運命』というと、人為的な働きかけや意図的な計画では変更することの出来ない超自然的・超越的な人生の定めのことを言うが、ソンディは運命を不可避な必然的巡り合せとは考えなかった。
それ以外の結末は考えることが出来ないという宿命的な影響力としての運命の以外にも、人為的な努力や工夫で切り開き変更していくことの出来る運命があるとソンディは考えた。
人の潜在する人格・性格は、潜在的に運命を形成する一つの要素だとわたしは考える。また遺伝子に潜む祖先の衝動的な無意識には、ある種の強制的な運命形成の力があると考える。ここにご紹介した2つの方法は、統計的な積み重ねにより立証されてきた、科学的運命分析法というべきものである。少なくとも取り組む角度によって、そのように成り得るものだと思う。
あたらしい運命学、未来の運命学は、このような分析方法を取り入れたものでなければ、その任を全うすることができないであろう。改革をできないとすれば、運命学を標榜する者は、占い屋に堕するか、社会の底辺に呻吟するしかない存在となる。
分析法としての統計心理分析法。運命開発としての、場の振動学(新家相学)。この2つが未来社会における運命学の主流になることは明白である。