スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2012.12.01 Saturday
- -
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
仏教では、八大竜王というものを定めている。インドでは竜神はナーガと言い、水を支配し雨降らし、空を自在に飛ぶ存在とされる。竜は八部衆の一であり、竜神の中でも、強力な竜王というものが、八尊いる。以下の通りである。
どの龍尊が九頭竜であるのか、お分かりになるであろうか?
一般的に次の順に番号がふられている。
九つの頭を持つのは、難陀竜王と和修吉竜王である。難陀竜王は跋難陀竜王(ウパナンダ竜王)と兄弟であり、仏母準提観音のご眷属ともいわれる。また、大日如来と宝生如来の変化身ともいう。大日如来が明王になると不動明王になり、宝生如来が明王になると軍茶利明王になる。
和修吉竜王は、まさしく九頭竜であり、阿弥陀如来および大威徳明王の変化身である。
実は、九頭竜大権現は、権現とあるように神がホトケのほうの尊形で化現されたものなのである。
24日に帰宅して、翌朝にわたしは霊夢を見た。それは霊峰:富士の山の夢で、現代ではない時代の「神さびたる富士山」であった。そう箱根あたりからの風景か。その霊夢の内容から、九頭竜大権現は「木花咲耶姫」がその御本身なのではないかと、わたしは考えている。
今回の滝行気合法の修練会では、諸龍真言から軍茶利竜王、クリカラ竜王真言などすべてお教えしている。今後はその他の真言・秘詞を伝授したいと思う。
一言だけ・・・、宝生如来→軍茶利明王→跋難陀竜王(金龍)という変化身の流れを記憶しておいて頂きたいと思う。
是非、奈良にはもう一度ゆきたい。
三輪山にも。
10月24日は、大神神社(三輪明神) の秋季大祭の日だ。
皆さん、写真でも良いから脳裏に入れて遙拝していただきたい。
「幽政の秘期」も、いよいよ半分が終わった。
わたしの講座に出席し、さらに修行を積んでいる方の多くが、ご自分の「産土神(うぶすな)」に詣でている。このことは、この上なく嬉しいことである。
この期間に、わたしが奈良にゆき、三輪山に参詣したのは、悠か昔の過去世の記憶である。かつての産土社であったのだ。大和の一ノ宮は、三輪明神なのだ。
大神神社(三輪宮)のご祭神は大物主神である。ご配神は大国主命と少名彦神である。
国造りのときに力を合わせた神様だ。この二神を引き合わせる際に、介入したのが久延彦之神(くえびこのかみ)である。いわゆる案山子であり、しかし天下のことをすべて知る神であるという。俗に言う、智恵の神だ。
平田篤胤大人は、久延彦之伝という秘法を或る山中で神人から伝授を受け、更に超人的な能力を持ったという伝説もある。
この久延彦之神が、三輪明神の近くにお祭りされている。
神道のほうで博覧強記になる法は、久延彦之伝であり、密教では虚空蔵菩薩求聞持法だ。
修法の仕方は、玄秘の道奥に秘せられており、知る者はいない。だが、その一端は平田篤胤大人ご自身が書かれた「密法修事部類稿」に載っている。
試してみたい方は、修法してみるがよい。それなりの効果は期待できよう。