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- 2012.12.01 Saturday
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(不動真言を誦する行者を加持する川島金山)
昨日は平成22年1月大寒。全国的に暖かい気候だったようです。しかし御岳山の滝場の流水は、それなりの冷たさでした。
さすがに平日ということもあり、且つ一番早い時刻のケーブルカーで到着したので、一般の登山者はほとんどいなかった。七代の滝を訪れる人はいなかった。
写真をご覧いただくとわかるように滝場には氷があった。0℃ではないけれども、それにちかい冷たさだということがわかる。昨年の春から、滝行の指導を公開した。大寒のこのシーズンを目指してやってきたのである。ある人からは、滝行は冬にやるものでしょう、みたいなことを言われた。僕の中では自分一人だけでもやり抜く事は決めていたので、7名での大寒の修行ができたことは本当に嬉しいことでした。
初心の方もベテランもよく作法を会得していて、整然とした行でした。真言読経も入滝行者を後押しして素晴しいものでした。大寒の氷が張る滝場で無心に行に挑む者たちの美しさがそこにはありました。まこと冥利に尽きます。
気合、滝の受け方など皆さん見事になってきました。神仏を念じ、お滝をいただく、このような我が国の心身練磨の法を、広く残してゆきたいものです。
火界定・火生三昧に入るのは少し難しかったかもしれません。日頃の内観法の修行を工夫してみたらよいと思います。内観法による護摩を行うのです。その観念の土台は昨日お伝えしました。どうすればよいのかアドバイスを求める方は問い合わせてください。会ったときにお話します。
水の三昧、火界定(かかいじょう)、鎮魂帰神法、禊、これらを1つにしたところの滝行法が、我が会の修行法であります。さらに一点の集中の力、気合を指先に応用して、野中操法や整体をおこなう。これが目指すところです。忍術に「念」というものがありますが、インドのヨーガでは「サンヤマ」と言います。精神を集中する全ての段階をひとまとめにしてそのように呼ぶのです。
24日にも塩川の大瀧での寒行があります。予報からすると厳寒になると思います。自然の威力が厳しければ厳しいほど、行者は鍛え上げられます。参加者は心して参加されよ。