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  • 2012.12.01 Saturday
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大晦日 【滝行気合 往く年来る年】 大祓の霊法

 山中でのサンチュ
 (山中の行で啓示を得る)

本日大晦日、歳神を迎えるべく「大祓の霊法」による滝行を行います。滝行において【往く年来る年】を念ずるのです。

今年は、個人も社会も変革を迫られる様相を呈した1年でした。来る年も更にシビアになるものと予感しています。日本は島国であり、独特の文化を育んできました。勤勉さ謙虚さ・・・これらは日本人の持つ特性でありました。しかし近年こういった特性が喪失してきているように思えてなりません。

治療者・療術師である僕は多くの方々を施療してきて、日本人の変質をみてきました。身体が変化してきているのです。それはOA機器などの進歩によって、職務の遂行の仕方が変わったということに由来しています。しかしそれだけではないのです。腰と腹の力が脆弱になってきている。このことは20年の治療師生活にかけて断言できます。

未来に希望を持てず、漠たる不安がある。何だかフワフワしている人が多い。心身がフワフワしていることは、観察していてわかるものです。腹に深く息を入れ呼吸すること。足腰を鍛錬して、腹を鍛えること。これが漠たる不安を解消し、希望を持つ一条の光だと信じます。

日本にはかつて美しい自然があり、そこに遊び信仰を培い修行をしました。山に行き海に行き身を清め、神仏・祖先の御霊を敬ったのです。そのような遊びと信仰が失われている。

野中操法を筆頭に整体療術の復刻と共に、日本人の腹の力・信仰を復興したい、僕はそう念じています。今日の【滝行往く年来る年】において、そのことを祈念し、そのことに誠を尽くすことを天に誓いたいと思う。

先日、山中での『火の行』のときに「大祓の霊法」を行えとの啓示がありましたので、今回はそのことを心中に刻んで修法します。

野中操法研究会、滝行気合の会の皆さんこの一年ありがとうございました。心から御礼申し上げます。皆さんのお陰で良い修行になりました。少しでも人様のお役に立つという「積徳の行」が少しはできたように思います。また読者の皆様おつきあいいただき感謝申し上げます。

では、良い年を迎えられますように!

【クンダリーニ体験】12/27納めの滝行ご報告(1)

 ツタンカーメン黄金マスクに装飾されたコブラ
    (黄金のコブラ)

今日は、来年のスケジュール発表と、納めの滝行報告を書く予定であったが、クンダリーニ体験を書くことにしました。本年納めの滝行報告(1)と題して記します。

昨日、御岳山七代の滝での滝行気合修練会を無事行満しました。行中に感じたことは多々ありましたが、今朝に見た霊夢を述べてみたいと思います。

大きなプールに入りコブラが現れる夢を見ました。そのコブラは僕の身体の一部になり、はっきりと体内でコブラの形をとりました。(詳しい話は講座の時にお話しします。)

僕の治療院は29日が今年の最終営業日なのですが、明日すでに予約の入っている以外の方の顔が突然はっきりと頭に浮かびました。そしてその直後にその方から予約の電話が入りました。これまでもそういうことは幾度もありましたが、今回の感覚は今までものとは明らかに違うものでした。

滝行によって霊能的感覚が出てきたものだと感じています。また、本日輸気をしましたが、全然違う感覚が起きていました。また、心の底から愛のような感情が出てくるのです。これらはクンダリーニの働きによるものだと考えています。

ご存知ない方もおられるかもしれないので、クンダリーニについて少し述べておきます。クンダリーニとは、ラヤヨーガとかクンダリーニヨーガと呼ばれるヨーガ体系で覚醒開発する対象となるものなのです。それは人体の中で尾骶骨あるというもので、そこを覚醒させることで潜在的なパワーを開発するのだという。

このヨーガの体系はほとんど明らかになってきているが、明確なクンダリーニ体験というものは、あまり聞かない。松本道別翁の残した体系には、クンダリーニのことも書かれてるが、当時は正確なクンダリーニヨ−ガ技法は、まだ伝わっていなかった。だからクンダリーニ体験というものも記録には残っていない。

クンダリーニの覚醒というものは、いきなり完全に覚醒するのではなく、徐々になされるものだということを今回感得した。頭頂には百会(ひゃくえ)という経穴(ツボ)があり、ここはクンダリーニヨーガでいうサハスラーラチャクラという部位である。体の中にはチャクラという部位が7ヶ所あり、クンダリーニは各チャクラを通過して、様々な能力を開花させるという。そしてそれらの部位は内分泌腺とも一致している。ホルモン分泌の要所なのである。サハスラーラチャクラとはその最後の部位だ。

サハスラーラチャクラはツボでいうと百会にあたり、道教では泥丸(ニーワン)という。意味は「涅槃(ニルバーナ)」だ。つまり解脱が起きる場所だということを命名した古代人たちは承知していたのであろう。事実、ヨーガスートラなどでは「大脱身」が起こる処だといい、ここを開発したものを「救済者(ターラカ)」というのだと記されている。

実は百会は「痔ろう」などの特効のツボであり、ここにお灸などすえる。整体などでは、肛門の引き締めは心臓の強化になるというが、百会を指で触ると動くのがわかる。(心臓はアナハタチャクラといい、深い慈愛などの発現を司るといわれている)

滝行ではここに霊水を当てる。お経真言を唱え神仏を念じ、しかるのちに気合をし、帰神法をする。その時に天の気を念じ霊水を頂く。頭に直接来るのである。当然、その刺激は肛門周辺および尾骶骨付近にくる。

今回のクンダリーニ体験は、様々な要素・環境によって起こったことだと思う。その一つに観音経を読誦し、准胝尊のご真言を唱えたことが大きく関与していると思う。

クンダリーニヨーガの方法や密教の行法の不足部分を埋めるものが、滝行気合法や護摩法にはある。来月は、霊学講座において「柴燈不動護摩」を伝授する。武州御岳山の修験を復興するのが僕の夢でもある。

滝行の深秘伝 【金色の光の体験について】

 先日(12/13)の御岳山での滝行についてもう少し詳しく述べておこうと思う。その前に滝行の秘鍵を述べよう。

僕のところでは、滝行気合法を修行する前に、必ずその行場の神霊にご挨拶する。行場は、霊場であり、太古の時代から特別な場所である場合がほとんどである。だからこそ修行して効果があるのだ。単に水浴びしたりするものではないのである。だから、まずご挨拶する方法をやらなければいけない。

修行は遊び半分ではいけない。少し興味があるからとか、単に超能力が欲しいとか、そんなものではダメだ。誓願というものがなければならない。それこそ魔事が生ずる。魔事・魔境についてはいずれお話しする。

できれば、サンか柴燈護摩を行うのがよい。火の元素に触れ、さらに土地神や諸精霊・眷属を供養するのがよいのである。この方法についても現在講習をすすめている。

行の前に必ず護身法・九字法などを行じ、心身を清めて魔を払う。さらに結界などを張ると尚よい。これはすでに教授している。

入滝は密教式・神道式などあろうが、それなりの方から教わるようにするのがよい。ヘッポコな作法をやるような人からは教わらないほうがよい。

作法に従い入滝。真言お経祝詞など任意で唱える。大切なのは、念じること。そして唱えること、印である。次に、水と一つになることのみを行うこと。さらに鎮魂帰神法を少しでも行うこと。

密教のほうに「普賢行願法」というものがある。チベットのほうにも同様のものがあり、功徳を積む方法といわれている。この方法の考え方や一部を僕の滝行法では取り入れる。短い言葉でよいのだ。大切なことは長い言葉を唱えることでない。本質を理解し、できるだけシンプルにすることだ。この方法についてはいずれ述べる。

今からの時期の滝だと水温はかなり低い。体を夏から慣らしておくこと。細胞に憶えさせておくのがよい。今回の滝行では、参加者のみなさんは、13日というものを日常から意識していたという。風邪など引かないようにとか晩酌を減らすとか、体調を考えて行動していたのだ。これは潜在意識もあの滝場に向かっていることを意味している。前行・後行の大切さは、日頃から述べているのでご存知であろう。

入滝作法など一連の動作なので常の如し。水温の低さは、心身を極限状態まで追い込む。体の中では、緊急事態発生になっているのであろう。今回の滝では入滝中、一度も寒いという感覚はなかった。皆さん同様だったと思う。

はじめに皮膚の感覚がなくなる。激しく滝に打たれていると、そのうちに重力の感覚が無くなってきて、無重力のような感覚になる。いままであった体の感覚が消失する。

そうしたらすべての力を抜く。体勢を支えている部分だけ力が入るように。御岳の七代の滝だと岩に体を預けれる位置があるから、そこに腰をかけるようにする。しかし腰掛けるのは危険なところもあるやり方である。

全身の力を抜くと、体から意識というか魂が抜けたようになる。滝の上のほうにゆき自分を見下ろしているような感覚だ。僕の場合、行中に3度そのようなことがあり、手印の冷感と修行者たちの真言で我に返った。つまり脱魂的体験をしたわけだ。

変性意識において現れる金色の光輪の図
(上の図は、変性意識においてヒバロ族のシャーマンの頭のまわりに現れる金色の光輪である)

さらに金色の光の体験をした。普通は水の元素なので、白とか銀色のなかで修行する感覚になる。しかし、今回は滝行の前にサンチュ(柴燈護摩)を行った為か、金色の光が頭の中に生じた。

この金色の光は、以前に滝場で見た光と同種のものであり、松本道別翁が極秘のうちに伝えた「太乙精(たいおつせい)」といわれる玄気であると思う。これこそが「人体放射能」の正体なのであろう。

いま一つ述べると、意識の寸断が自動的に行われ、グルの境地が日常にまで存続するということだ。この経験で一番のものは、ナムカイ・ノルブ師のリトリートに行ったときに起こった。10日間のロンセルの伝授のためにベネズエラに行ったときに起こったものと同様、いやそれ以上であった。だからこそ野口晴哉先生が滝行気合を少年時に行い「天心」というものを確立できたのであろう。意識を寸断するのに、丁度よい塩梅の滝なのだ。意識を寸断されると、次にまた意識が立ち上がってくる。この瞬間に天心というもの、チベット密教でいう「リクパ」が顕れる。自然に顕れるのだ。自然にこれと一つになり、日常でも内と外と一つにする。これがゾクチェンの境地であり、野口晴哉師が体得した境地だと言えよう。

内のイン、外のインという考え方があり、これは少し難しい。講習会ではこのことも簡単にお話しよう。滝行はその意味で根本的な修行である。これを基本に、座り、飲食し、眠り、活動を行えれば、生きた悟りの境地が近くなる。

ゾクチェンでいう「テクチュー」というのを、よく「突破」と訳すが、これは間違いだと思う。木の束などを「シンテク」といい、チューは断つであるから、すべての緊張を断つことが「テクチュー」なのである。今風に言えば、心身、霊ともに完全にリラックスすることが、悟りの境地につながるということだ。その一撃を滝行気合は与えてくれるのだ。

大寒にも修行する予定です。菩提心あり敬神崇祖の明らかなる方は、お申し込みください。損にも得にもならないこと、「無功徳の功徳」を積みましょう。

年輪 【桃栗三年柿八年人生一生】 長寿の修行

 チベット式柴燈護摩 サンの香炉
     (サンの香炉)
今年は瀧行を久々に再開したので、更にもう一歩突っ込んで火の元素の修行である柴燈護摩法(さいとうごまほう)もやりたいと考えている。道場内のいわゆる護摩壇でお焚き上げする法とは違い、護摩法の作法もシンプルでやりやすいものだ。

チベットにも同様の法がある。サンと呼ばれるものだ。意義はほとんど日本の柴燈護摩と同じであり、香木や香草などを焚くのである。煙に乗せて供養の物を仏天にささげるのだ。

僕の教授するのは柴燈不動護摩であり、不動明王と蔵王権現が本尊になっている。この法を教授してゆくにあたり、屋上にて出来る限り、毎日サンをやりたいと考えているのだ。或る在日チベット高僧にもご相談し、チベットのサンと柴燈護摩を合わせておこなう行法次第も完成させている。

先般の講習会では柴燈護摩法の火天壇まで伝授した。これに霊符、秘伝印法、その他さまざま教えて、実際に修行をしてゆけば、瀧行と護摩行のできる密教霊術家が続々と出てくる。たのしみである。

世間では、桃栗三年柿八年梨の馬鹿芽は十八年などという。しゃれた禅僧などは人生一生などと句をつける。護摩法の薪をつくるため、このところ木材を切っている。ヒノキの大きな切り株が手に入ったので年輪を数えると三年八年十八年どころではない、130年だ。20年や30年の太さを見てみると大したものではない。45年〜50年たつと漸く立派な太さだ。70年〜80年の太さだと大したものだ。しかし、どっしりとした感じは120年の年輪を過ぎたものでないと感じられない。

これは人間も同じなのだと思う。20歳には20歳の、30歳には30歳のあり方があろう。どんなに背伸びしても20年30年ぐらい生きただけでは底が浅いのである。まして整体や宗教などの人間の心に接する仕事では、その任に耐えうることができないであろう。通用していると勘違いしているのは本人だけだったりする。まことにお笑いである。

僕の師匠のさらに師匠は120歳の長寿を保って修行したと言われている。なぜ長生きが必要なのか?というと、なるべく境地を深める修行のためにより安定した状態でいたほうがよいからである。人間でいるということは無限の可能性があると言われている。そのために長寿の修行は密かに行われる。何かをやっているということすら口外してはいけないのだ。

だが例外的に口外するしないということの制約のない法もある。「マンダラーヴァ長寿の修行」がそれである。この修行により、人間を生存させている一種の気である「ラ」「レ」などの命息・魂・霊を守り強化することができる。ちなみに呪詛というのは、このような根源的な気を損ねるものなのである。

人生一生、これ修行である。堂々と年輪を重ねてゆきましょう!

樹齢130年 檜の切り株
  (樹齢130年の檜の切り株)

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