(川島金山の瀧行気合)
本日、瀧行気合法の修行を9名で行った。場所は御嶽山:七代の滝である。
2回目の参加者も数名居り、滝行経験者、はじめての方もいたが、皆さんよく辛抱して頑張ったと思う。皆さんお疲れ様でした。
お釈迦様の残した修行法に「喜覚支(きかくし)」というものがある。修行をしていて喜びに住するのだという。逆に云えば、修行というものは苦しいものである。辛いものだぞ、ということを「喜」という言葉で表現しているということだろう。本当の修行というのは、生半可なものではないのだ。
あなたは天狗という存在をご存知か?
僕は御嶽山〜大岳山の山道で幾たびか不思議な体験をしている。それ故に行者:川島金山として、天狗の存在を感じている。今回、瀧行気合法を修行した七代の滝を、神々より命じられて番をしている天狗がいる。行ったことのある方は、ロックガーデンの入り口の、天狗岩というのをご存知だろう。あそこに祭られていて、行者の修行を見守っているのである。
この天狗の名を、僕は偶然知った。否、それは偶然ではないのであろう。本日も修行をはじめる前の御法楽をした。恒例によって「願文」を奏上した。その中で護法天狗の名前を入れ忘れていた。奇しくも今日、その天狗様のお名前と働きを知ることになった。
天狗様の名は「桜坊(さくらぼう)」。神々などが禊(ミソギ)をするときに人払いし、人間が修行するときには案内をするという役割がある。今回の瀧行気合法の修行によって、我々は護法の天狗様とも結縁(けちえん)できたのである。
御嶽山の元々の御祭神・御本尊は、金剛蔵王大権現・クシマチノ大神・大口真神の三身合一の尊格だ。山は、山人の領域であり、霊山には護法の天狗様がいるのだ。したがって護法の天狗と結縁できたということは、山での修行を許されたということでもある。あの山の御師ですら金剛蔵王大権現の真言を印契(いんげい)を組んで唱え、瀧行の修行するものは、既に稀であり、秘伝の金剛童子印明を結印して法を修する御仁は、居られないであろう。
今回は前回に比べ、入滝の時間を長くした。水との一体感を高め、霊気を注入し、気合法の訓練をするためだ。帰神法に通達するための、扉を開く。そういう意味が込められている。腹を整える気合法だけでなく、その他の法も行った。瀧行指導者として、非常に満足のゆく、修道会となった。
修行後、皆さんで食事をした。楽しい歓談であった。このひと時が、僕はこの上なく嬉しい。皆さん本当に良い仲間なのである。自分に責任を持ち、愉快で明るく居たいものです。
帰る途中、巨大な二重の虹の架け橋が出現し、不思議な雲が浮んでいた。行中、ふと感じたことと瞑合していた。つまり不思議な橋ができたのである。気合一閃、この妙法体得に励みたい方、瀧行気合法を我が会でやりたい方、どうぞご連絡ください。