功徳分けます!
【日本で一番出世したサラリーマンのお言葉】
(プレジデント 2012・9・17号)
日本のサラリーマンの世界で一番出世したといわれる人に、宮内義彦さんがいる。
この方をわたしは何度か治療施術し、さらに奥様やご家族ご一同は皆わたしの施術を受けていた。
特に奥様には、大変お世話になった。よく女性の持つ星に『金星』があるというけれども、この奥様こそ、そういう人物だと思う。とにかく旦那が大出世するのです。
雑誌『プレジデント』において、オリックス会長・CEOの宮内義彦さんが、インタビューを受けている記事が出ていた。懐かしい思いもあり、同時にさすがに端倪すべからざるものを持たれていると感銘を受けた。そこで一部を抜粋して記してみることにする。
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◎世の中は過去へ絶対戻りませんから、「過去はこうだったから、それに照らし、こうしたらいい」というのでは、全くダメなのです。過去に照らしつつ、全く違う状況への先見性を発揮することができないと、経営者として何も創造できません。先見性から創造へとつなげるには「時代変化とともに動きながら考える」ということが不可欠です。経営者は、立ち止まったら、置いてきぼりを食います。
◎遠くにある面白そうなことに、思い切って飛びつくいうようなことは、わたしにはできません。かつて、照明器具などを手がけるメーカーを、家具リースにつながるかと考え、買収したことがあります。でも、考え方も行動様式も全く違い、うまくいきませんでした。そうした経験から、「もう、絶対に隣の分野にしか出ない」と決めました。得意な分野を深堀りしていくと、自然に隣の分野のビジネスチャンスやリスクの程度がみえてきます。
◎やはり、スピードでしょう。一般に、日本企業にはスピードがなさすぎます。溜めも大事ですが、溜めを強調すると、いいことでも言うだけで、実行しなくなってしまう危険があります。
◎企業文化としては、情報を共有化する職場にすることが大事です。それと、部下たちをその気にさせる上司の説得力も、必要でしょう。
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わたしが特に参考になったのは、『得意な分野を深堀りしていくと、自然に隣の分野のビジネスチャンスやリスクの程度がみえてきます』という発言だ。
たしかにこういう思考で考えてみると、自分の方向性や可能性、広がりというものが見えてくる。諸兄も参考にされたらよいと思う。
川島金山 識