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- 2012.12.01 Saturday
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昨日、第6回スカイプ講話会が午後8時から行なわれた。この講話会は、ネット電話回線を使ったものであり、遠方の方々と霊学・霊術的な情報を共有するために、企図されたものである。
今年の1月から始まり、毎月2回行なってきた。参加者は総勢20名程であり、毎回の参加者は、10数名が聴講していた。当日、聴講できなかった方には、後から聴くことができるように便宜を図った。
1月から3月まで、全6回の講話会であった。
内容は、「産土神冥徳講義」である。産土神こそは、各個人の「親神(おやかみ)」であり、霊止(ヒト=人)のヒトたる由縁は、一霊を大神から享けているから、是くいうのである。
巷間にいう、「氏神(うじかみ)」は、「産土神(うぶすなかみ)」ではない。また別のものである。
霊学を志す者は、必ず「産土神の教理(おしえ)」を学ばなくてはいけない。鎮魂法や帰神術という実践法は、最も大切な技法ではあるが、産土神の働きや管轄・掌統を知らずして、霊魂の神業を体得することはできない。
わたしの門下に入ることを望む者には、先ず「産土神冥徳教理」を学んで頂きます。冥徳とは、「かげのとく」という意味である。
今回の講話(全6回)では、産土の働き、構造、功徳などを詳説し、更に簡易な実践法、秘詞など広範に網羅した。
古への幽玄なる我が国の教えと、ネット電話回線という現代的利器が結合した、画期的なものであったと思う。
3月5日には、第5回がおこなわれ、昨日は第6回の最終だった。その間に、東日本大震災が発生し、戦後以来の国難・大惨事が勃発した。そのことで未だ困難は続いている。人々は苦しんでいる。多くの犠牲者がまだそのままになっている。さらに原発事故の脅威にさらされている。
此の時期に、土地そのものの教えである「産土(うぶすな)」を紹介し詳説したことは、これもまた何かの暗示があるのかもしれない。
今回テキストとして使った、本田親徳大人(ほんだちかあつ)の『産土百首(うぶすなのももうた)』にこうある。
「安らかに 高枕して 居る事も 其の産土の 幸にこそあれ」
「唯(ただ)頼め 産土神を 唯頼め 唯今の世も 唯未来(さき)の世も」
その土地一切・霊魂・陽気のことは、すべて産土の大神が司掌(つかさどる)されているのである。人々はこのことを「肝に銘じて」おくべきであると、わたしは思ふ。