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  • 2012.12.01 Saturday
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ガルーダの不動明王秘法

 ガルーダの図像
     (ガルーダの図像)
一昨日、霊動法およびチベットのチューについて述べた。
研究会のある方からメールがあり、数週間前ご家族とチューについて話をしたというのである。また、独鈷山鏑射寺(かぶらいじ)の法主であられる、中村和尚のことについて興味あることが記されていた。

中村和尚は、最近のマイブームとして、不動金縛りによる『癌封じ』をやっているというのだ。その方は、僕のところで不動金縛法(不動七縛法)を教授しているから、そんなこともできるのかという驚きの報告をしてくれたわけである。

実は僕が不動法と病気治しについて考えたのは、ちょうど19歳の時ことだった。山本さんという真言修験のほうの僧がおり、弘法大師空海作の聖天さんを奉祀しいるお寺の跡継ぎにあたる方だった。そこのお寺を僕は訪ねたわけだ。山本さんは素人の僕に、本尊の不動明王について詳しく教えてくれた。

不動明王の背後にある火炎は、カルラ炎と言い、ガルーダすなわちインドの不死鳥だと教えてくれた。先祖伝来の不動明王の前で誕生した僕にとって、常ならざる興味の対象となった。とにかく詳しく調べた。

判ったことは、不動明王のご眷属としてガルーダがいて、それは不動明王自身であり、行者自身であるということだった。ガルーダは不死鳥で毒に強く、解毒する能力があるという。故に病気治しの法の本尊に成り得るのだということだった。

ガルーダ(カルラ観)の法に通達するには、不動尊の三昧に入ることができなければならない。不動明王に入我我入(にゅうががにゅう)することができないと法が効かないのだ。中村和尚は、癌に不動金縛りをやってしまうという。

僕がチベットの密教を求めるようになったのは、このことも大きなキッカケであった。チベットには完全なガルーダの法が残存しているのだ。インド密教からの直伝が土台にあるのだ。それはそのものズバリ『癌病封じ』である。観想の中で、ガルーダを飛ばしガン細胞を『客食(かくしょく)』させるのである。修行方法の詳細は述べない。明法のアジャリに従うがよい。

だから日本の密教者が、不動法あるいは不動護摩に習熟し、そのようなことができるというのは、法の上での理屈は通るのだ。やはり護摩法を修することができるのは強い。神道のほうの護摩(忌火神事)でも、密教の護摩でもよいから是非とも火の元素の修行法は体得しておかなければならない。

そうそう、今日28日はお不動さんの縁日である。まったく不思議なことです。

チベット密教のお守り 【ナムカについて】

 ナムカ
       (川島金山謹製のナムカ)

野中操法研究会および滝行気合修練会に参加されている方から、チベットのお守りについて聞かれた。そこで今回は、家の高い清浄な場所に安置するお守りと、個人の生まれ年月日時によって作成する【ナムカ】をご覧いただこう。

ではナムカについてご紹介したいと思う。ナムカは、インディアンの作成するお守りと酷似している。効果も似ているようだ。このナムカの作り方およびマントラなどの伝授を1995年チューギャル・ナムカイ・ノルブ師より受けた。ガナ・プジャなどでナムカの修行をさんざんしてきた。水・火(お香)・マントラによってナムカを加持し、運勢や健康その他の好転を祈願するのである。

縁起の真言が入っているマントラを唱える。このナムカのマントラというか経文の中には「・・・日常、身体、能力、運命、八卦、九星、これら要素の乱れを調和してください。長寿、功徳、能力、運命、繁栄、そしてあらゆる良いことが増大しますように!・・・」と記されている。

このナムカの教えの発生は、夢のテルトン(夢で埋蔵教を受け取る聖者)であるマハーシッダ、ナムカイノルブ師によって開示されたのである。或る時、プウェルというボン教の神が夢に現れ、師にさまざまな教えを与え、伝授したのである。それによって個人を構成する要素を調和させる方法を発見した。プウェルという神は、占星術を通じて未来を予測する力があることで知られる神であるという。

このナムカは実は、個人だけでなく会社や団体などのものも作成できる。要するに設立日時が分かっていればよいのである。五大元素といい、それは地・水・火・風・空であり、さらに五色で表現するのが密教だが、現実に個人の運命転換に、五色の紐を用いて写真のような飾りを作成し祈願するというのは、日本には見当たらない。元素・エネルギーを用いた修行や祈願は、チベット密教の独壇場だ。とても日本の密教は及ばない。

いまから6年前の2003年に僕はナムカの夢を見た。ナムカがエネルギーや運命に直接関わっているもので、インディアンの或る部族では、同じような動く形のナムカが存在するという内容だった。その夢を見てから法友のTさんに頼んでナムカ作成会を開催した。それが僕のナムカ修行の事始めである。そして後に手に入れたのだが、インディアンのナムカは本当に動く形のものであった。

いくつかの注意点はあるが、ここでは説かない。熱心な方の探求を望む次第である。諒とせられよ。

イタリア・メリガルでの伝授の模様
    (イタリア・メリガルでの伝授の模様)

霊夢:仏塔からの霊水 【チベットの大阿闍梨:奇跡のテンデル】

 カトク・リンポチェ テンデルの映像
    (奇跡のテンデルの映像)

皆さんは【テンデル】というのをご存知か?
聞いたことがないという方がほとんどだと思う。テンデルは以前に紹介したテルマに似ている。テルマとは埋蔵経であり、その埋蔵経の出現に似ているのである。テルマはカマというものを補う形で出現する。カマとは伝承の意味であり、根本の経典だ。カマに記されている教えや法が効かなくなってくる。このことは法脈上の修行者がサマヤ戒を犯すことで発生する。そのような時に、法脈・血脈を浄化し蘇らせる、それがテルマである。

チベットの密教はそのように伝わってきた。だから今でも教えが生き生きと存続しているのである。テルマを発掘する聖者をテルトンと言い、古い昔から予言されてきた。

テンデルは見るだけで解脱の因を生ずるものだ。仏の教えと因が生じる大変「縁起」の良いものだ。能力の有る人ならこの象徴から教えを受けることも出来るだろう。因果経に「内に因あれば、外にこれを助ける縁あり」と説いている。助縁という。大切なのは因である。密教では「依報浄らかざれば法験得難し」という。環境も含めた縁起が法の成就の成否をもたらすのである。

写真をご覧頂こう。これはカトク・リンポチェのお姿である。何の変哲もない写真のようだが少し違う。リンポチェの手前、向かって右側に『透明状のトルマ(霊物)』が出現している。これが一種のテンデルなのである。

実はこの写真を10日ほど前にずっと眺めていた。前から所持しているが急に気になりはじめたのだ。その日の翌朝、霊夢を見た。大きさは120cm〜130cmほどの銀色の金属で出来た仏舎利塔(カスケットという)を解体している内容だ。実際にカスケットは南方仏教では釈迦のご遺骨を入れる容器なのであり、丁度真ん中あたりに舎利を置くようになっているものもある。解体もできるのだ。僕は夢の中で、舎利を置くようになっている蓮華の部分を見ていた。すると中から霊水が出てきて頭にかかった。そんなストーリーだ。

その日以来、滝行における状態が変化した。また『七宝が家に満つる』という滝行の方法を実践する時が来たと感じた。このように人の因により教えは伝達される。密教というものはそういうものだ。

本をひっくり返してもネットで検索しても本当の秘伝は分からないのだ。法は人に拠るのである。生きている人によって、そして口伝や以心伝心によって法は脈々と生きているのである。

11月8日の滝行修練会では『七寶満つる滝行真言法』をお教えします。密教は悟りを得るということだけでなく、世間的な功徳もある。不況の中、このような手法を使って荒波を悠々と渡って頂きたいと念ずるものである。

ゾクチェンの成就者 ナムカイ・ノルブ師と再会する

 

昨日、マハー・シッダであるナムカイ・ノルブ師と再会した。海外で教えを受けて以来5年ぶりである。マハー・シッダとは、偉大なる成就者という意味だ。チベットの太古からの教え、マハー・アティ(ゾクチェン)を成就しておられる師匠である。僕はこの先生から教えを受けて14年目になる。

この先生が日本に来るのは、6年ぶりだ。この前に来られたのが昨日のことのようである。今回の伝授会では『誕生、生そして死』のテーマで教えを説くという。この伝授は8日から10日まで続く。

僕は、整体の施術するために呼ばれたのである。前回も毎日施術をした。そして教えの象徴である『鏡(メロン)』と『修行なくして解脱の因をつくるというメンドゥップ(丸薬)』を先生は下さった。メロンは今も大切にしている。ゾクチェンの教えでは、「あるがまま(無作為)」ということを云う。鏡に何かの映像が映る。その映像にいちいち捉われない。そのために鏡そのものになる。そうすれば、映る映像に良いも悪いもない。ただ眺めておればいいのだ。

こういう境地を実現するのが、ゾクチェンの修行である。
別な言い方をすると、主体と客体の統合である。こういうことを実現する為には、師匠の境地と常にコンタクトし、更に統合する必要がある。それこそが血脈(けちみゃく)の流れに預かる方法であり、それなくしてゾクチェンの境地を成就することは殆ど不可能である。

ナムカイ・ノルブ師の著作は、日本でも沢山翻訳されている。訳者は、永澤哲さんである。この方は、野口晴哉先生の研究などもしていて、これも書籍として出ている。ナムカイ・ノルブ先生の著書に『夢の修行』(法蔵館)がある。この先生は、夢のテルトンと云われていて、夢で法を受け取ったり、弟子の夢の中に自在に登場する力を持っている。僕も何度かそういう経験をしたことがあるし、多くの弟子が体験している。この本を読んでいただければ、その凄さの一端がお判りになると思う。今度、僕が書く本の中で、どうしても必要な部分があるので、ナムカイ・ノルブ先生の教えを少しだけ引用させていただくことをご了解いただいた。野中操法を説明するのに、どうしても必要なのだ。

実は、今回も10日ほど前に『霊夢(予知夢)』を見た。師匠の境地を象徴する音の伝授をナムカイ・ノルブ師より受ける、というのが霊夢のストーリーだ。そして昨日、実際に僕は先生からそれを受けた。この師匠の境地の音を使っての修行を『ラプトゥ・トォーメー』という。こういう伝授を『直指教導(じきしきょうどう)』という。伝授や修行は夢の中のほうが、はるかに明晰で強力だ。音にしても、夢の中では反響の感覚が違う。現実には出来ない密教の観想も、夢の中では信じられないくらい出来る。夢の中で修行し、現実の修行のときに、それを思い出して統合すると容易に出来るようになる。

僕はこの秋から本格的に滝の修行を開始する。10数年ぶりに荒行に挑む。この滝行なかには、気合法・深息法・鎮魂法などの霊法も盛り込まれているが、チベットに伝わる『ゼルンガ』という元素を使った修行も取り入れてある。このゼルンガは僕が最も得意とする修行だ。水や火などの元素を使うのだ。くだらないことはスルーして、僕はいま燃えている。

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