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- 2012.12.01 Saturday
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例によってY生君よりメールがあった。
わたくしの体調を心配してのことだ。正直、よくぞここまで成長したと思う。だが、まだまだである。
彼が、開業し立派に一人前になったとき、わたくしは彼に心から祝福を述べたい。否、一生認めないかもしれない。わたくしの性格だから、ずっと心配し、叱咤激励しつづけるのかもしれない。
以下のメールは、ごく最近のやり取りである。笑って泣いていただきたい。
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川島先生
こんばんわ。
お知らせ、ありがとうございます。
15日、22日の禊ぎに関して、今後の滝行指導について、
29日は、予定通り了解いたしました。
22日、29日の参加よろしく御願い申し上げます。
川島先生の体調がとても心配で気になります、私が判断することではないことだと、充分に分かっていますが、できれば体調が整うまで、休養してもらいたいです。
これは、会の皆さんが思っていると思います。
出すぎた事だと思いますが、御許しください。
Y 生より
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Y 生君へ
こんばんは。
メールありがとう。有り難かったので、その分、お礼に以下の文章を贈ります。
心して読んでください。
今回のわたくしの体調不良で、Y生君や他の方々に御心配をかけ、気を遣わせる、誠に相済まない事と言いたいところですが、それを言う前に、門人生徒は、己れの行法の正確かどうかを、反省すべきである。
密教に「三摩耶戒」があり、この意味を何と思うのか。師匠から教えられた法を正確に出来ぬ場合、その師匠にも弟子たちにも、破戒による悪業が及ぶのである。密教に於いて、弟子の三摩耶の破戒により、師匠の寿命が短くなるなんてことは、当たり前にあるのです。日本のへっぽこ密教者ではあまりないが、法が生きていれば当然なのです。
然るに1月8日のY生君の入滝作法はなんだ。あのへっぴり腰は。師匠の身体の心配をする前に、自分の修行に磨きをかけよ。いいですか、あんたが磨かれてゆくことだけが、師としてのわたしの願いなんだよ。一期一会、いつ別れがきても後悔しないように修行しなさい。
会のみんなにも、そう伝えて、あんたが正確を期するようにしなさい。今度、8日の入滝映像をブログアップするから覚悟しとくように。合掌
川島金山しるす
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川島先生
こんばんは。
お返事、ありがとうございます、ありがたいお言葉、感謝しております。
外に目を向ける前に内に目を向けて自分自身をもっと、磨いてまいります。
これからも何卒ご指導、宜しくお願い申し上げます。
Y 生より
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「桃栗3年、柿8年、梨のバカ芽は18年、人生一生」
人の修学の進捗にも、早い遅いあり。ウサギも亀もゴールには着くのです。
昭和39年の東京オリンピックのマラソンのエチオピアの英雄アベベ選手もいれば、1万メートル走のカルナナンダ選手(ネパール)もいる。何周も遅れてゴールしたという有名な話だ。国語の教科書にも出ていたと思う。
わたくしは思う。人には間違いもあれば、誤謬もある。
だが、大切なのは純粋さである。
わたくしは知ったふうな口をきく、坊さんや神主や教師が大嫌いである。
はっきり言って生意気である。ナマ悟り、どん底の苦労も知らんくせに。
わたくしは僧侶になったが、そういう知ったふうな口をきく、生意気な人間だけにはなるまいと思った。
わたくしが相手にするのは、バカでも猿真似でも、彼のように(Y生君)至心についてくるヤツだ。
ご縁のある人間をわたくしは鍛える。そこには利害損得・毀誉褒貶も何一つない。
すなわち道である。