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- 2012.12.01 Saturday
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桑田欣児師の霊術【霊光療法(2)】 である。
今日は呼吸法について説くことにしたい。
昨日わたしは、霊光療法が霊術と療術をつなぐものだと言った。
霊術では、一種の霊気とでも言うべきものが、大気・空間に存在していると想定している。
人間・事物の存在の根本には、そういうエネルギーが宿っているというわけだ。事の真偽は別として、「ケガレル(気枯れる)」「キヨイ(気良い)」などの言葉は本質を表現している。
「光」という文字が入っている以上、当然その霊的エネルギーは光りを放つものだと言ってよい。
野口晴哉師は、輸氣法ということで松本道別翁の法をそのまま継承したが、桑田師は更に一歩進めて「霊的な光りを放つ氣(エネルギー)を使う療法」と定義したのである。
霊的というからには、輸氣法とは使い方が違う。輸氣法は「人体放射能(氣)」を治療法として使うのであるが、霊光療法の場合、病気などの背後にある霊的障害にまで影響をもたらせようとする方法である。
病気の「気」を対象にしつつも、「憑霊」「邪霊」などの除去も目的にしている。氣を当てるだけでなく、光りを観じて光線を照射する技法である。
桑田師は「呼吸法霊的見解」と題して次のように説いている。
「大気中には生命保存の貴重なる精分があって、人間は止むに止まれず味吸をやって居るが、方法により強大深長に呼吸を行うと、生命体内に於ける不備不完の個所は調整盛増され、各組織は自然光輝を発して天稟の本能性を顕現する。即ち各機能各分子の融合的活動により組織内の要素(電気、磁気、ラジウムの様なもの)の本能的作用が盛に発現放出して、又は内部に巡環し各細胞に作用して活力を与え全身を調整し、腹部に中心的統一力が充満し、筋骨を健にし、血を調え、感覚を敏くし、病源を滅し、潜在的未有の無意識なる人間の本霊能力が発揮する。」
以上の論では、自分の修養・霊能発揮のために呼吸法があると言っているわけだが、呼吸法により充分に霊気が蓄えられると、今度は他者にそれを分氣してゆく。これが、輸氣であり、霊光療法ということである。
だから、霊光療法の体得は呼吸法が着手のはじめとなる。
霊学講座や野口整体に於ける、神伝の「深息法」がその方法である。以前にも申したが、深息法は松本道別翁が御岳大神から神示により得た呼吸法で、神伝だと言われている。それを桑田欣児師や野口晴哉師は取り入れたに過ぎない。
日の出の太陽の気を吸収するということが「秘訣」だということを申し述べておこう。
以前ブログにて、桑田欣児師の霊術・霊法を金山流に変えて教授することを予告した。
12月12日の霊学講座で、実現することを決めていたが、時間的に無理な状況だったので断念した。
講座のときには、講義のための資料はお渡しした。
その資料を読んでいることを前提として桑田欣児師の霊術の核心を述べたいと思う。
先ずは、霊光療法についてである。
この法こそが、霊術=療術の真ん中にくるもの、根本技法である。
この法を説き進めてゆき、復活せしめることが「霊術の復権」の鍵だと思われる。
今わたしは、自分の肩に日本の文化、これからの宗教、整体文化などの方向性が掛かっていると感じている。生きているうちに、まだまだ元気なうちに、この現界において、表現しなければならないと思っている。
さて、霊光とは何か?それはオーラのことだという。生命体を保持している根源のエネルギーだというのが、桑田師の説くところだ。
概要説明として次のような文章がある。
「必竟疾病はこの霊光の不充分に真因し、よく運行放射せしむるか、患部に集中増光せしむれば治病する理由であって、透視家の実験に於て無事なる所は白色を呈するが、患部は一様に黒味を帯びているという同一現象事実等の点を考えて疑う余地は更らにない。
従って霊光の絶無が死であって、桑田式修法の如く肉体の均整、鍛錬、精神の練熟、統一、集中は霊光の運営であり、増発であり、利用であるから、疾病治療、悪癖矯正健康長寿が実現する道理であり、真に其応用によって目的が達成するのである。」
桑田欣児師の師匠である松本道別翁は「人体ラジウム」「人体放射能」と呼び、桑田師は「霊光」と呼んでいる。野口先生は、サラリと「氣」と呼んでいる。
わたしの経験から言うと、桑田師の説が一番正しいと思う。
御岳山七代の滝での修行で得られるものは「人体放射能」だと考える。しかし、それを修法や療術・療法に応用するとなると「霊光」なのである。ある種の氣を圧縮すると光りを放つのである。
引用せる文章は野口先生がゴーストライターとして書いた可能性の高いものを選んで載せている。
呼吸法や霊光療法の実際も含めて、三回にわたり解説するつもりである。
霊術と療術を繋ぐもの、その最も白眉なるものが「霊光療法」であるということを、よーく頭に入れておいていただきたいと思う。